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パブのかけらたち:イギリスパブ論講座 by 山本えり奈

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梅雨入り前の6月半ば、高崎経済大学にて講座を開く機会をいただきました。テーマは「イギリスのパブ」について。イギリス文学をご専門とされる津久井良光教授からお話をいただき、30余名の生徒さんを前にパブの写真を交えながらの講座となりました。教授からは「とにかく楽しくお話をしてください」と言われていたおかげで、リラックスして話すことができました。実際にイギリスで足を運んだパブの数は、数えてみると78軒、撮った写真は1000枚以上。その中からテーマごとに60枚の写真をセレクトして、スクリーンにスライドを映しながらお話しました。

イギリスでパブを巡っている時は、何かの形で発表しようとか、パブをしらみつぶしに調べようというつもりは全くありませんでした。喉が渇いてビールが飲みたいなと思ったとき、ちょっと一息つきたいと思ったとき、そんな時に目の前にちょうどパブが現れ、ふらりと入る、そんな感じです。そうした時に地元の人たちの感覚がほんの少し体感できるような気がするからです。何よりそうやって出会うビールは本当においしい。今回の講座では、パブに集まる人たちのことや、パブとフットパスのことなど、私たちが実際にパブで感じとった“かけらたち”を紹介してみました。ですが、45分くらいでと言われていたのに、気がつけば75 分もしゃべってしまいました…

終了後に見せていただいた学生さんたちの様々な感想や反応。一番うれしかったのは、「話を聞いていたら、ビールを飲みたくなりました」という感想!何かを「伝える」ことで、ちょっとうれしい作用が起こったらいいな、と常日頃思っている私たちにとって、それを改めて実感する貴重な機会でした。講座の内容については、次回レポートしたいと思います。



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